necokarin’s blog

馬麺酒歌猫他諸々

ジャパンカップ🇯🇵回顧・反省・今後の対策なのだ☆


遅ればせながら…


ジャパンカップ🇯🇵2019


スワーヴリチャード


優勝おめでとう㊗️


スワーヴリチャードを信じて

馬券を的中させた皆様、


ホンマ、お見事でした❗️


おめでとうございます🎊



ワシの本命、レイデオロ号は…11着💦



馬券は外れたんやけど、


レースはなかなか味のある内容でな、


めっちゃ面白かったで☆



国際G1に相応しい、素晴らしい競馬やった♪



今回は、

…既に興奮も冷めつつあるのだが…


この素晴らしいレースを回顧しながら、


しっかり反省して、


次の馬券に活かしたいと思います。


よかったらお目通しください。



① [馬場状態の読み違いは致命傷]


金曜から降り続いた雨は日曜の午前中に上がって、馬場は少し回復しておった。

ワシはもっと乾いてくる思うとったが、雨は止んだとはいえ、曇り空の下、それは叶わんかったのぉ。

まず、この見込み違いが大きかったわ。


土曜に引き続き内側の芝は剥げて悪化しておったが、

中〜外の芝はまだかなり水気を含んどったで、

かなり重たくパワーの要る状態。

荒れた内側の方からだいぶ乾いてきとって、

その分、まだインの方がマシかもしれん。


そんな特殊な馬場状態やった。


実際、ジャパンカップ前に行われた芝のレースは、内ラチ沿いを走った馬がことごとく馬券になっておったな。


ジャパンカップに出場する騎手のほとんどが、

内側に付けたい!


そう思ったはずや。


でも、

ワグネリアンの漢・川田だけは、少し違うたようやな。


8R最後の直線、

川田鞍上4番人気アストラサンタンは、内ラチを逃げる7番人気トミケンボハテルを捉えるのに苦労しとった。


川田も内ラチ有利は実感したはずや。


でも、その川田の外から来た武豊鞍上6番人気ジョブックコメンに軽〜く差されてな、


川田からしたら、内ラチもええが

馬場の三分どころも伸びるんやないか?


そう感じたはずや。


実際ワグネリアンは、


レンブーケドールの真後ろに付けることも出来そうやったのに、


終始、内ラチから馬1〜2頭分外を回しとった。


恐らく、勝負処で各馬内側に殺到するやろから、

川田はその争いに巻き込まれんよう

馬場の三分どころを死守して

最後の直線に賭けよう…


そう考えていたんやないか。


それが、3着好走の要因やったんやろうが、


同時に、

容易に内を譲った事で

スワーヴリチャードに良い位置を与えてしまう原因になったんやと思う。


10Rで12番人気のプレミオテーラーが内ラチ沿いを逃げ粘って2着したように、


距離ロス等の要因も踏まえれば、

やはり、この日は最内が一番だったんや。



割れた人気が示す通り、


上位人気馬の力は拮抗しとった。


せやから、馬場状態の見極めとレースプランで差がつく、


ジャパンカップ2019は、そんなレースだったんやわ。



② [1コーナー手前で明暗くっきり]


ワシが本命に推したレイデオロ

最後の直線での覇気の無い走りに、脚元を心配する声も聞かれるがの、

恐らく、肉体的には心配無いやろ。

でも、精神的には重症かもしれん。


スタートは最近では一番良かったで。


前向きに走ろうとしとったし、

何よりレースに出て喜んどるように見えたでよ、

一瞬、オッ⁉️と思ったわ。


ビュイックも、スタート直後は押せば2〜3番手に付けられるかもしれん思ったんやないか?


でも、

あまり進んで行かん。


すかさず、スミヨン鞍上シュヴァルグランが外から被せるように出て前を塞ぎよった。

これでレイデオロは、

すぐ内のユーキャンスマイルと共に、

徐々に下がっていってしもうた。


正直、この、1コーナー手前の段階で、

もうアカン、て思うたわ。


初めて経験する重たくて走りにくい馬場と、

外から被せられ出鼻を挫かれた事で、

繊細なレイデオロはヤル気を削がれたのかもしれん。


これではレースにならん…


ビュイックとしては、

せめて中団のイン寄りに入れて走る気持ちにさせたかったやろうが、

もうこの時点では内の好位は埋まっておった。


いつも通りのソロっとしたスタートやったら、

レイデオロワグネリアンの真後ろに付けられたかもしれんが、

これが勝負のアヤというもんや。


結局レイデオロは、

1コーナーを中途半端なやや外目を回ることになってしもうた。


ワグネリアンも好スタートやった。

隣のカレンブーケドールも絶好のスタート。

川田は控えてカレンの後ろに廻る選択肢もあったが、

やはり、カレンと併走しながら

馬場の三分どころをキープする構えやったな。

おかげで、カレンのすぐ後ろは、ガラ空きとなってもうた。


逆に、直ぐに出して行かず様子を見ながらのスタートだったスワーヴリチャード。

鞍上マーフィーは慌てる事なく、

前を行く馬の進路を見ておったな。

そして、

レンブーケドールの真後ろがポッカリ空いたその隙をを見逃さず、

一瞬でインに切れ込んで行っとる。


スタート直後から左手前で行かせたのは、内ラチへの意識なのか偶然かは分からんけど、

手前が右やったら、あれ程楽には入れられんかったやろ。

ワシには、始めから左手前でスタートさせるつもりやったと思うとる。


マーフィー、ホンマ、ソツのない好判断やった。


この時点でスワーヴリチャードは、

3着に好走した去年のジャパンカップと同じようなレース展開に持ち込むことに成功しておる。


マーフィー、反応の良さだけやないな。

しっかり予習もしておる。

抜け目のない努力家でもあるわ。


あとは直線の攻防だけ。

彼にとっては、そんな願っても無い

気持ち的に余裕のある展開になったのかもしれん。



③ [直線に向いた直後の攻防が決め手や❗️]


縦長のラインにシフトした向こう正面では、

各馬内寄りに進路を取り、

ペースも落ち着いたことで、殆どの馬が脚を溜める事が出来たんやが、

デットーリが完全に流れの外におった事で、

有力処は皆、半信半疑になりながらの追走やった。


ルックトゥワイスはレイデオロ同様、馬場状態を嫌がってか、スピードが乗らないまま後方におったんやが、


前を行く組は何も知らんでよ、

不気味な空気に包まれたのか、

縦長のままでも良かろうに、

3コーナー回ってから仕掛け気味に外へ膨らむ馬が多かったのぉ。


エタリオウやシュヴァルグランは、

この距離ロスと体力の消費が、最後の伸びを欠く原因になったんや思うねん。

勿体なかったわ。


これも、デットーリという、無言の圧が引き起こした、

勝負のアヤかもしれん。



4コーナーを回り直線を向くと、 逃げるダイワギャグニーを捉えるべく、

ずっと内ラチを回しておったカレンブーケドールが、

一頭分だけ外に持ち出し、追い出し体制に入る。



一見、普通の進路取りや。


でも、その普通さが、命取りやった。




津村はそこまでは、完璧やった。

このレースのテーマ「支配力」は、

途中までは、津村騎手のモノやった。


C系偶数馬のカレンを、ストレス無くエスコートしておった。

リズムの良い集中した走りで、調教で学習させ得た事を、そのまま発揮させとったと思うで。


でもな、

予定調和は外国人騎手には通用せんでよ。


カレンがダイワキャグニーの右斜め後ろに持ち出した瞬間、


またしても、

マーフィー❗️


それまでカレンの真後ろを追走しとったスワーヴリチャードを、

すぐにダイワキャグニーの真後ろに押し出し、

カレンを外に出した状態での併走に持ち込んだんや。


…ここでの攻防が、

このレース最大のヤマ場やった…



そして残り300m付近、

津村鞍上カレンブーケドールが、

満を持してダイワキャグニーを交わしにかかり差を詰めると、

それに反応したバシシューのダイワキャグニーが、カレンに併せる形で外に出て行く。


「待ってました!読み通り!」


そう英語で叫んだかどうかは分からんが、

マーフィーは

これまた瞬時に左手前に替えて、

空いた内ラチ沿いに切れ込んで行ったんや❗️


この辺りは、スワーヴリチャードが非根幹距離向き奇数馬である所以やな。


経験した記憶が無かろうと、

調教で叩き込まれていなくとも、

鞍上の指示に瞬時に反応するには、

気の良さと臨機応変さが必要や。


スワーヴリチャードは少し驚きつつも、

楽しくなっとったはずや。


「え?マジっすか?もう手前変えるんすか?」

「何これ?皆んな何で苦しがってるの?今日はナンカ楽しいよ〜♪」


あとは、あの日一番有利な最内をグイグイ突き進むだけや。



こうして、


マーフィーとスワーヴリチャードは、


ジャパンカップ🇯🇵2019を制したんや。


このレースを支配しとったのは、


初出場の若武者、マーフィーの強かさやった。



2着の津村&カレンブーケドールは、ホンマようやった思います。


ただな、

いつでも交わせそうやったダイワキャグニーや。

後続の馬の影も薄かったで、

外に持ち出すの、少し早かったかもしれんで。


というのも、あの直線の攻防、


去年のジャパンカップ🇯🇵2018とそっくりなんや。


逃げるキセキの真後ろに付けたアーモンドアイ。

そのまた後ろに位置しとったのが、

スワーヴリチャードやった。


あの時アーモンドアイは、

直線に向いても暫くはキセキを交わしにかからず、後ろでジッとしとった。


あれは、キセキにはしんどかった思うで。


相手の出方が分からんいうのは、妙に緊張して体力を消耗するしな。



で、アーモンドアイは、

キセキに十分すぎるほどの圧をかけてから、


残り300mでキセキの外に持ち出したんやった。


おかげでスワーヴがキセキを交わすためにエンジンを吹かすのが、だいぶ遅れたんやな。



もし今回、

カレンがアーモンドアイのようにもう少し追い出しを我慢出来とったら、


スワーヴリチャードの追い出しも遅れたかもしれん。


カレンが勝ってもおかしくなかったで。


あくまでもインにこだわり、

我慢と執念で勝利を引き寄せたマーフィー。


これ、


今年の天皇賞秋のルメール&アーモンドアイと…

エリザベス女王杯のスミヨン&ラッキーライラックと…


まるっきり同じやねん‼️


そう思うと、


やはり、


日本のJRA騎手の、なんと情け無いことよ…💦


あと、ワグネリアンな、

思ってたよりずっと、C質強い競馬やった。

完全なる見誤りや。

でもな、間隔開けてのレースばかりやと、闘争心S質が薄れるでよ。

G1を勝つには、S質を取り戻すことが必要や。

今のところはCLタイプ。

最後の100mで脚色が冴えないところは、

やはり、非根幹奇数系やないかと思いました。


【 総括と今後に向けての反省 】


勝ったマーフィー騎手はイギリス🇬🇧の騎手やが、

2着〜7着までを日本人騎手が占めておる。


これはええ事やて、思えるんかな❓


日本のエース、川田将雅が、あくまでも馬場の三分どころにこだわり3着を確保したんは、

ホンマに好騎乗なんやろうか?



ワシには、そうは思えんのや。


それには、

日本の競馬サークルの在り方と、

日本の国民的気質が

大きく関わっておる。



*自分のために競馬して、その結果、馬主をはじめとするスタッフ、陣営がハッピーであればええんや…


というのが、外国人、つまり、世界的かつ国際的な騎手の感覚で、



*馬主さんや厩舎スタッフのために競馬して、結果的に、自分もハッピーになれたらええんや…


というのが、大方の日本人騎手の感覚なんや。



せやから、


いつも、


外国人の短免騎手は、


とにかく、勝っことにこだわる。


着を拾いに行くような競馬はせん。


ジャパンカップの賞金を考えたら分かる。


勝てばン千万もの賞金やで💰


確かに2着でも高賞金やが、


それは他の重賞を勝つことで得られる金額や。


金、金、金、と


世知辛い世の中やのぉ〜なんて、


日本人は、


大旨、綺麗事を言いたがるが、


そんな甘さが、


世界的に見れば、


付け入る隙になるんや。


春のG1を湧かせたレーン騎手もそうやが、


海外の腕利き騎手は、


20代前半の若者であっても、


とにかく、ハングリーや。


なまぬるい日本の競馬が、


彼らのオイシイ草刈場にならんよう、


どの騎手も、

馬主も、

調教師も、


リスクを負ってでも、


勝つ事にこだわって欲しいで。



そして、


我々馬券購入者である競馬ファンは、



勝ちに行く外国人騎手と、


着拾いの日本人騎手の、


それぞれの騎乗馬の性質やストレス状況などを踏まえて、


想像力溢れる予想をしようやないか。



その方が、


とにかく、


めちゃくちゃ楽しいからよ♪



ちなみに、

今週のチャンピオンズC


漢・川田将雅は、

クリソベリルを勝たせるべく、

どう乗るんやろうか?


もし、事前のコメントで


「この馬の競馬をするだけ」


なんてな、


相手あっての競馬やのに、


呑気な事言うとったら、


足をすくわれる可能性有りと見てええ思います。


「強い馬ばかりなので、考えて乗りたいと思います」


こんなコメントがあったら、


クリソベリルに期待してええ思います。



でも、 


それでも、


競馬はゲートを出るまでは分からん事だらけや。


今のところ、


スミヨン&ウエスタールンド


デムーロ&ワイドファラオ


武豊&インティ



この辺り、

よく分析しておきたい…



そんなこんなの週中や。




長くなってすまんの。



読んで下さってありがとうございます☆



ではまた^_^