necokarin’s blog

馬麺酒歌猫他諸々

Mの法則〜根幹と非根幹で大体は分かるのだ☆ ③


日本の競馬において


馬主や調教師、騎手、その世界に携わるほぼ全ての人が勝ちたいと思うレースとは〜


やはり、

日本ダービーや。


競走馬を購入したり生産したりする側からしたら、


日本ダービーを制するような、

そんな可能性を持つ馬を、


何より求めておる。



始めから


高松宮記念NHKマイルCだけを制するような馬を

生産したり購入したりする所有者は少ない。



日本ダービーを制する可能性の高い馬とは即ち、


根幹距離に強い馬のことや。


つまり、

調教通りの実力を発揮できる…


脚力があって学習能力も高く、

人間に従順な


そんなお馬さんのことや。



歴代のダービー馬で、

非根幹距離向きやったのは


フサイチコンコルドくらいや。


あのレースは、


藤田騎手の抜群の集中力と

若かりし武豊騎手の油断と焦りがもたらした


歴史的なダービーやった。


ホンマなら、ダンスインザダークが勝ってもおかしくなかったんや。




それ以外は


ほぼ全て


根幹距離向きの馬や。



日本の競馬は、

長らく、

優秀な根幹距離向きの馬を求めてきた。


しかし、

競馬サークル全体が国際化していく中で


国内だけで通用していたマンネリズム

打破し

凌駕するような


そんな流れが

馬や騎手や調教師、馬主ら、

全ての関係者に


必要不可欠なものとなったんや。



それにつれて、


日本でも、

非根幹距離向きのスーパーホース多くなっていったように感じるんやな。


せやから、


今は、クラシックディスタンスに強い馬だけが求められた 時代とは違うねん。



そんな思いを強く感じるのが、


年々変遷を重ねる…



ジャパンカップ🇯🇵の姿や。



なんやかんや言うても、


ジャパンカップ🇯🇵は


時代を反映する、特別なレースやと思うわ。





ところで、少し話逸れるがの、


ワシは便宜上、


根幹距離向きの馬を「偶数馬」

非根幹距離向きの馬を「奇数馬」


と、呼んどります。



根幹距離が、ハロン✖️偶数

非根幹距離が、ハロン✖️奇数


ということでや。



せやからこの先は、

この呼び方で統一させて頂きます。



競馬の予想をする時に、

偶数馬か奇数馬かを気にするだけで、


割と簡単に、

危ない人気馬を切ることが出来たり、

穴馬を炙り出せたりするで、


なかなか便利な見方や思います。 




偶数馬と奇数馬の違いを大相撲の横綱に例えてみると分かりやすいで。


かつて今井先生は、

横綱 若乃花をC系(集中力)

横綱 曙をL系(淡白)

と、例えておられたのを思い出したでな。


偶数系…

白鵬  貴乃花  北の湖

呼吸を合わせながらも、自分の型に持ち込むのが上手く、安定した取り口が身上。


奇数系…

朝青龍  若乃花  千代の富士

呼吸が合わなくとも、相手の型に捉われない、臨機応変な取り口が身上。



こんなイメージなんやが、

相撲知らん人には余計わかりにくいかの笑



そんなら、


現役〜歴代のスーパーホースを、

偶数奇数に分けてみるで。

もちろん、ワシの主観でな❗️笑


偶数馬

アーモンドアイ

キタサンブラック

ドゥラメンテ

ジェンティルドンナ

ブエナビスタ

ウオッカ

キングカメハメハ

ダイワメジャー

エルコンドルパサー

スペシャルウイーク


奇数馬

リスグラシュー

ダイワスカーレット

ハーツクライ

シンボリクリスエス

グラスワンダー

 ステイゴールド

ヒシアマゾン


オグリキャップディープインパクトなど、タイプ分けの必要の無い名馬も多数。


詳しい説明を入れたら何日かかるか分からんで、 今回は割愛させていただきます。





ほんじゃ、本題に戻るわ。




今年のジャパンカップ🇯🇵も、


時代の流れを象徴するような様相を呈しておる。


特に、

偶数奇数の観点から見ると、

結構な偏りがあるような、

なんか不穏な空気を感じてしまうねん。



とりあえず、

出走する有力馬を、偶数奇数に分けてみるで。


偶数馬

レンブーケドール

レイデオロ


奇数馬

ワグネリアン

ユーキャンスマイル

スワーヴリチャード

シュヴァルグラン

エタリオウ


これには異論もあるやろうが…


去年のダービー馬ワグネリアンは、東スポ2歳Sが強すぎるで。

本質は奇数系やなかろうか。

もちろん、ダービーを制した時点では偶数系の走りをしとった思います。

この子も、いわゆる燃え尽き症候群に近いダメージを受けたんか、その後は一押し足らんレースを続けとるで、本質に近い奇数系の走りになっていった気がするねん。

まぁ有馬に出たら怖い一頭やな。


スワーヴリチャードは共同通信杯、AR共和杯が楽勝すぎる。

能力の高さと勢い、充実度で根幹距離のG1大阪杯を勝てた。

と診るのが自然やないかな。


シュヴァルグランも然り。

ボウマンマジックや。


ワシの印象では、ハーツクライ産駒とステイゴールド産駒はG1クラスになるほど


奇数馬が多い気がするねん。


ディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒は、

よく言われる通り、母系の影響が強く、

偶数奇数は母系次第な印象やな。



ほな、

今年のジャパンカップ🇯🇵


レイデオロとカレンブーケドールで決まりなんか?



馬だけを見たらそうかもしれん。





問題はここからやねん。






外国馬のいないジャパンカップ🇯🇵


ホンマ寂しい限りや。



でもな、外国人騎手は7人もおる。


しかも、一流どころばかりや!



やはり、

国際競走としての威厳は少なからずあるで。




よく外国人騎手は上手い!とか、したたかや!とか、


多くの人が個々のレベルの違いを讃えておるし、

確かに、それは正しいわ。


でも、日本人騎手かて、なかなかのもんや思う。

技術的には世界に肩を並べられる騎手もおると、

海外有力馬の調教師がコメントしとる。



何が違うて、


ワシが思うのは、


「レースの支配力」


これが一番の違いや思うねん。



技量に勝る日本の柔道家が、

型破りな外国人柔道家に負けるように…



逆に、

力量に勝るラグビーアイルランド🇮🇪チームが、

集中力の高い日本🇯🇵チーム相手に

力を発揮出来なかったように…



凱旋門賞でフランス🇫🇷馬が、しかも特定の厩舎の馬が、毎年上位を占めるように…



競技というものは全て、


場の支配力が大きくモノを言う。



だいたい、

日本の平場レースなんか、

多頭数だろうが、ルメール たった一人で

レースを支配してしまう事が多いで。



外国人騎手が約半数を占めるこのレース…


日本人騎手は

心してかからんと呑み込まれるわ。




それでも、

ディープやオルフェのような、

抜きん出た存在がおれば話は別や。


今年のメンバーを見て、


なんや頼りなく感じたのはワシだけやあるまい。


外国人騎手にやや力量の下回る馬を充てて丁度ええくらいやないか?



あともう一つ、大きな違いといえばな、


闘ってきたコース形態の難易度の差や。



マーフィー騎手の先週土曜の東京での暴れっぷりを見ると、

世界の一流騎手にとって、

東京コースは、めっちゃ簡単なんやないか?


みんな、海外のトリッキーで勾配も多い攻略難度の高い競馬場で揉まれとるんや。

東京コースは楽勝なんやろ。


オーガスタやセントアンドリュースといった

世界的ゴルフコースと


日本のアマチュアでも楽しめるゴルフ場との違いくらい、


落差が大きいと思うねん。



そうなると、

奇数系の馬でも、騎手の力量次第で突っ込んで来るかもしれんわ!


特に、ジャパンカップ🇯🇵は、

外国人騎手が奇数馬で勝つ事も多いレースや。



一筋縄ではいかん。


そんな気がすんねん。



今のところ、

やはり、レイデオロ

この馬が本命ではあるがの、


1枠1番のツムツム…

めっちゃ上手い騎手なんやが…


正直、不安もあるで。


頑張って欲しいから、もちろん、応援はするで!


でも、馬券に関しては、


土曜の結果も踏まえて、


もう少し考えてみるわ。




ということでな、


また土曜の夜、よろしくお願いします。


ほな、また^_^