Mの法則〜根幹と非根幹で大体は分かるのだ☆ ①
インディチャンプが勝った。
良かった。
ホンマに良かった。
これで、安田記念で彼を裏切った罪は許されたと思う。
嬉しくて絶叫するというより、
しみじみと安堵の声が漏れてくる…
そんな喜びを味わったで。
おおきに、インディチャンプ☆
実は、後出しやが、
馬単も的中してもうた🎯
印を付けた馬以外に、
「鮮度落ちディープ」の馬をもう一頭…
ダノンプレミアムを相手に追加して、
合計5点買うたんや。
直前まで、ダノンプレミアムは評価せんかった。
でもな、馬体重見てちと驚いたわ。
マイナス2kg ?
ワシはてっきり、プラス体重で来る思うとったからな。
天皇賞の激走から間もないで、
中間少し緩めるんちゃうか思ったからよ。
パドックでの雰囲気もええし…
ワシ、ギリギリで分かったねん。
コイツ、天皇賞、本気出しとらんかった!
というか、
ダノンプレミアムは、本気出して走った事無いんちゃうかな?
ほんなら、
王道の短縮ショック、ハマるかもしれん!
結果は見ての通り。
せやから、
上位入線4頭まで買目に入れとったで、
ラスト200mは、もう安心して観ておった。
そしてやっぱりな、
掲示板に入ったのは皆、
根幹距離を得意とする馬ばかりやった。
当然の結果として、
そうなったんやけどな。
ワシ、改めて思ったんや。
あーまた、
Mの法則で決まった…とな。
Mの法則は、
小難しい用語や
コアな考え方〜例えば「量」の概念など…
それらを取り除きさえすれば、
ホンマ、
単純にして明解。
実に分かりやすい理論やねん。
要は、
「競走馬は皆、ストレスを抱えている」
という大前提を基に、
「前回よりヤル気になりやすいかどうか」
を推測する。
そういう事なんや。
そのために必要なのが
① 馬のタイプを考える
② 当該レースのタイプを考える
大きく分けて、
この2点だけなんやな。
つまり、
その日その時その状況にピタリとハマりそうなお馬さんを
血の通った視点で見極める。
そんな方法論が、
Mの法則なんや。
Mの法則では、
着順、着差、走破タイム、ラップタイム、上がりタイム…
そんな、偶然の結果でしかない数字よりも、
「苦→楽」
その見極めの方が、
ずっとずっとず〜っと、
大事なのだ☆
でもな、
偶然ではない、
必然的な既定の数字は、
うんと大事にするねん。
それが、距離。
「根幹距離」と「非根幹距離」
これは、基本中の基本やで。
Mの法則の始祖である今井雅宏氏は、
初版からこの表現を用いておられたんやが、
当時は競馬予想界でこの言葉を使っとる人はおらんかったわ。
かの故大川慶次郎氏でさえ使うてなかった思います。
これは、Mの法則が浸透するに準じて広がり定着した表現なんやと思うんやが、
たぶん、ホンマにそうや。
せやから、これはちゃんと理解しとった方がええで。
Mの法則を具体的に勉強しなくても、
この根幹距離と非根幹距離さえ理解しておるだけで、
競馬予想はかなり楽になるし、回収率も上がると思うてます。
まぁでも、
根幹距離と非根幹距離の違いを説明できる人はそうはおらん。
あの亀谷さんでさえ、曖昧な説明しかせぇへんかったで。
…亀谷さん、若い頃はMの法則の熱烈な信奉者でな、今井先生とダイヤルQ2の予想番組をしとった時期もあったで、
彼の基本はMの法則なんや。
知らん人多いみたいやけどな。…
説明は出来ないにしても、大体のイメージ…
例えるなら
血液型のA型とB型の違いを根本的に解説するのは難しいけど、
消去式で、
「この人はA型かどうかは分からんが、まずB型ではないのは確かや」
とかいう感覚は、まず間違えないやんか。
そんな感じなら、
ほとんどの人が分かってはると思うねん。
そこでな、
ワシも一応は長年Mの法則をベースに予想しとるで、
今まで調べたりして得た多少の知識を基に、
根幹距離と非根幹距離の違い
そして、
その違いが
競馬予想にどう影響するのか…
今回は、それについて、
僭越ながら述べさせて頂きたいと思うとります。
長くなるけど、
良かったらお目通し願います。
① 根幹距離=200m(1ハロン)✖️偶数m
[ 1200m、1600m、2000m、2400m ]
非根幹距離=200m✖️奇数m
[ 1000m、1400m、1800m、2200m ]
※1150m、1500m、1700m等も非根幹距離に含む
よく言われるのが、400mで割り切れる数字の距離を根幹距離、
割り切れない数字の距離を非根幹距離、
という説明や。
もちろん、それは間違ってへん。
ただ、この根幹距離・非根幹距離について考えるにあたって大事なのは、
「ハロン」という単位を基準にして考える、という事やねん。
「ハロン」
これは昔英国で使われた、長さを測る単位で、
現在は競馬関連にしか用いられなくなったとの事。
元々は、農耕用の単位だったそうな。
昔は、畑を耕すのに、馬が道具を挽いて耕起しとった。
農耕馬に適度に休みを与えながら、一番効率良く作業を進められるのが、
約200m動かして休ませ、また約200m動かしては休ませ…
というインターバルやったらしいわ。
馬は先天的に、この長さが体内のメカニズムにしっくりくるように出来とるのかもしれんな。
その約200mという長さが、
「1ハロン」や。
農耕馬は、1ハロン動いて小休止、
そしてまた1ハロン引き返して小休止、
そういうリズムで働いとった。
そういうわけで、
畑のサイズも、1ハロン✖️往復させる回数
で区画しとったそうや。
日暮れまで働いたら馬は厩舎に帰る。
だから畑の先まで耕して終わる事はなく、
引き返して来たところでその日の作業が終わる事になる。
つまり、日々の馬の作業回数は、
往復してきた回数…
つまり、1ハロン✖️偶数回数
となる。
昔の農耕馬は、皆、「根幹距離」を耕し挽いておったっていう事や。
そういうわけで、農耕馬を訓致するにあたって、
「2ハロンセット」
これが基本単位になった。
と、
ワシは推測しとる。
これが、
競走馬の調教の基本にもなった。
「競走馬のリズムは根幹距離を基に作られる」
そして、
そこから、
レースのタイプ、
各競走馬のタイプ、
それらが類型化されやすくなるんやな。
長くなったで、
続きはまた明日な^_^