necokarin’s blog

馬麺酒歌猫他諸々

グラマラス*エリ女♪指名するならあの娘なのだ☆


エリ女を制するのは


肉体改造に成功した馬や。


この前は馬体増を目安にした考えを言うてみたが、


なにも

ただ太ればええなんて思うてないで。



太ったらアカン子もおるし、


第一、歳とともに体重が増えていくのは

普通のことや。



要するに


馬体増が有効に働く可能性の高い


そんなお馬さんがええと言うとるんや。


ここ数年のエリ女好走馬は総じて、

馬体増加が有効に働き、


それまでよりも数段レベルアップした

ワンランク上の走りが出来るようになった子ばかりや。



馬体が増えるということは、


つまり、

肉体的エネルギーが充電出来とる、ということでもある。


そして、その充電したエネルギーをしっかりとレースで使う事が出来るかどうか、


それが、ビッグレースで激走するか否かの違いを生むと思うねん。



基本的に、

若い頃から活躍する牝馬のほとんどは、同じ年頃の牡馬よりもずっとしっかりしとるで。


いわゆる頑張り屋さんが多いんちゃうか?


グランアレグリアやアーモンドアイといった例外もおるけどな。


クラシック戦線が終わるまでは、その精神的優位性だけで、

結構勝ち負けするんやな。



でもな、古馬になると、それだけでは頭打ちになるねん。




大抵は体力負けするようになる。




そこで、有力馬を抱える陣営は


肉体改造を施して体力アップを図るねん。



でもな、


厳しい調教を積みながら

馬体重も上げて行くゆうのは


そう簡単なもんやない。



特に牝馬は繊細な子が多いでよ、


よほど心身が充実しとらんと、なかなか肉体改造とはいかんわ。



せやから、


古馬になって

馬体を増やし、

且つ、

レース内容が良くなる牝馬ってな、


なかなかおらへん。



体重アップして

元気に走って

ベース体重を落とさずに出走してくる…


もう、それだけでな、

立派なもんやし、


まだまだ伸び代があるっちゅうサインにもなる。



リスグラシュー

クロコスミア

クイーンズリング


この子らは、その代表格や。



対して、


ミッキークイーン

ヌーヴォレコルト

ルージュバック


この子らは、肉体改造に至らず

3歳時より伸び損ねたクチやな。


もちろん、それでも十分強いねんけど、

特にルージュバックなんかは、

ホンマ勿体なかった思うわ。




これらの違いは、戦歴の途中である程度見極められるで、


よく経過観察するとええわ。




馬体を増やしてレベルアップしてくるお馬さんは、

大きく分けて二通りのタイプがあると思う。



一つは、

若い頃に精神力の高さで勝ち負けするも、その後は体力不足で好走出来なくなるタイプ。


こういう子は、肉体改造で体力がアップすると、レースでの挙動が変わるねん。


先行力がついたり、外差しが決まるようなったりな。


馬体が増えて、以前の脚質に変化が出て、尚且つ結果が伴うようになったら、


改造成功と見てええんちゃうかな。


元から備わっとる精神力に「体力」が追いついた格好や。



二つ目は、

若い頃から、逃げ、捲り、追い込み、といった極端な競馬で勝ってきたが、

古馬になって同じ戦法が通じなくなるタイプ。


こういう子が馬体を増やした後、

好位で折り合うようになったり、

インで我慢出来るようになったり、

勝てなくとも大崩れしない競馬を出来るようになったら、


改造成功の兆し有り!と見てええ思うで。


元から備わっとる体力を活かせる「精神力」が身についた格好や。


ただな、

人間と一緒で、

後天的な精神力は、勢いが無いと消えやすいねん。


せやからこのタイプは、一度きりの激走に終わる可能性が高いからの、


取捨選択を間違えんよう注意が必要や。




ということでやな、


めっちゃ前置き長くなってしもうたが、


今年のエリザベス女王杯や。




まずは印から。




◎ センテリュオ

◯ ラッキーライラック

▲ ラヴズオンリーユー

△ クロコスミア

△ ボンデザール



◎ センテリュオ、


 この子の3歳時のベストレースは馬体を10kg増やして出た小倉芝2000m都井岬特別。

13頭立てを、軽量を利して後方から強引に捲って勝つという競馬やった。


続くローズSは同じような位置から捲ることも出来ず惨敗。


その後また大幅に馬体を増やし、捲り競馬で2着した次の…

古馬になって最初のレース!

これがええ内容や。

中山芝2200mをルメールを背に正攻法の先行チョイ差しで完勝。

精神的に成長しとる。


しかし、その後は鞍上が替わり、再び追い込みや捲りで伸び悩む。


マーメイドSも消化不良の追い込み届かず。


しかし、新潟記念で外枠から久しぶりに先行競馬。


初の左回りコースで外外を回る展開では勝ち目はない。

7着なら大健闘や。


そして、今回、再びルメールや。

クリストフなら、この子を大人扱いしてくれる。

ちゃんと、精神的に成長した力を活かしてくれる。

穴人気しそうで妙味は薄いが、

先行してもええ。

差しに回ってもええ。

どちらにせよ、


苦→楽や。


ついに、肉体改造の成果を、このG1の大舞台で披露するチャンスが巡ってきたで‼️


さすがに今回は、少し馬体絞ってきて欲しいけどな。



◯ ラッキーライラック

この子も馬体を増やしてきとる。

が、レース内容から精神的に成長しとる気配が薄いねん。

ただ、こういうタイプは、乗り替わりで新しいスイッチが入る可能性があるねん。

特に、先入観の薄い外国人ジョッキーがええ。

好枠引いたし、運も味方につけとるで。

勝てる見込みは十分にあるな。



▲ ラブズオンリーユー、

この子はデビュー2戦目で14kgも馬体減らしとる。

それでも勝ち続けるんやから、そもそもの能力が違いすぎるわな。

せやから今回、馬体がプラス20kgくらいあっても、肉体改造とまではいかないで。

それに元から集中力が高いでよ、

休み明けで大幅馬体増やと、リズムを崩しかねんわな。

コケるとしたら、今回かもしれんで。



△ クロコスミア、

3歳時からじっくりと肉体改造を進め、4歳で10kg増、5歳で更に10kg増。

そしてまた今回も増やしてくるようや。

もう既に、馬体増加分が、精神力とのバランスのキャパシティを超えとるかもしれん。

ラキシスのように、三年目の凡走も考えられるわ。

でもな、今回、後方から捲りに出るとしたらアツいで❗️

鞍上が、マヤノトップガン大作戦を決行したなら、ひょっとするかもしれん。



△ ボンデザールでござーる。

洋芝2600mを2勝。定量的データではあるが、あのクイーンスプマンテと同じなんや。

馬体増は叶わないようやが、現状でも体力だけは相当や。

2600mのオープンレースを捲り勝つ体力を活かし大逃げをすれば、案外残せるかもしれん。

鞍上はノリさんではないが、イングランディーレ大作戦を決行するのも、あながち悪くないんちゃうかな。




あと他の気になるお馬さんな、



クロノジェネシス

前走大幅馬体増は肉体改造とはちゃう思うで。

生涯初の、「フル充電ショック」による激走や。

今まで、精神力を武器にしぶといレースを続けてきた同馬が、

気持ち良く勝つ競馬を経験してしもうたんや。


どんなレースをしても、

楽→苦


でも、賢い子や。


レース中に切り替えて、また集中力を発揮して好勝負に持ち込むかもしれん。


それでも、

やっぱり勝ち切るとは思えんがの〜



スカーレットカラー

前走が起承転結の「結」やないかな。

本当なら休ませたいところ。

馬体を増やして先行競馬なら、ええショック掛かるんやけど

外引いてしもうたんは、残念や。

ヴィクトワール産駒の大外枠やから、激走もあるけどな、そしたら、そこで燃え尽きるやろ。

来年、カレンブーケドールと好勝負して欲しいで、今年は、ソコソコの走りで頼むわ。笑



ウラヌスチャーム

元から体力備わっとるで、肉体改造の必要が無いタイプや。せやから、精神的成長の有無を見極めるのが難しいねん。

追い込み続きから今回先行出来たとしても、集中を持続出来るような気がせん。

一度立て直したほうがええ思うねんけど、

秘めたポテンシャルは相当高そうや。

来ても不思議無いし、そんならしゃーないわ。



サトノガーネット

夏場の走りを見て、エリ女はええんちゃうか思うてたんやけどな、

前走、スタートから全く走ろうとせんかった。

心身のストレスが心配や。

休ませてあげたいわな。



シャドウディーヴァ

秋華賞を先行してたら狙ってみたかったんやけどな。

この子はまだ肉体改造の途中や。

今回先行する位置取りショックかけても、体力が伴っとらん。

来年に期待や。



フロンテアクイーン

この子は肉体改造済み。

前走激走したでよ、暫くは様子見や。





そんなこんなで、



クリストフ、一丁頼むで‼️





あーでもまた、


外国人ジョッキーが上位独占なんかの〜



それはそれで、


歯痒いの〜〜〜





それではまた…