necokarin’s blog

馬麺酒歌猫他諸々

エリ女には肉体改造が不可欠なのだ☆


エリザベス女王杯といえば…


ワシのイメージでは、


クラシック路線で辛酸を舐めた乙女が


悔しさを晴らすべく、


かつてのライバルに再び闘いを挑み、


遂にリベンジを果たす!


まさに、女の意地❗️で載冠を果たす。


そんなレースやねん。




エリ女勝ち馬 (外国馬除く) の戦歴を見返してみると…


だいたい4つのパターンに分かれとります。




① その年のオークスで勝てなかった、又は出走していなかった3歳馬の逆襲


② 前年のクラシック路線で活躍していた4歳馬のリベンジ


③ クラシック路線に乗れなかった、又は全く歯が立たなかったディープ産駒4歳馬の才能開花


④ 3歳時は春のクラシック路線に乗れなかったが、秋華賞には出走に漕ぎ着けていた…晩成系5歳馬によるメイクミラクル!



こんな感じやな。



ちなみに…

その年の優駿牝馬を制して更にエリ女まで勝ったのは


メイショウマンボ


ただ一頭やねん。


ダンスパートナー

メジロドーベルも 


エリ女を制したのは


古馬になってからや。




意外かもしれんが、


3歳時にエリ女を勝ったお馬さんのほとんどが

オークスには縁の無い馬やった。


モズカッチャン〜オークス2着

リトルアマポーラオークス7着

ダイワスカーレットオークス未出走

フサイチパンドラオークス2着

アドマイヤグルーヴオークス7着

ファインモーションオークス未出走


2着か7着か未出走か…


① に該当する今年の出走馬は


クロノジェネシスオークス3着

シャドウディーヴァ〜オークス6着


惜しい!

着順的には微妙な数字やな…笑


レンブーケドールかシェーングランツが出てきとったら面白かったんやけど。





② 最近では4歳馬の勝利が目立つレースやけど、3歳時からクラシック戦線で活躍しとった馬のエリ女制覇っちゅう子も多いねん。

例えば…


リスグラシュー桜花賞2着、秋華賞2着

クイーンズリング秋華賞2着

スイープトウショウオークス2着、秋華賞1着

トゥザヴィクトリー桜花賞1着、オークス2着

メジロドーベル〜三冠2着、1着、1着

ファレノプシス〜三冠1着、3着、1着

ダンスパートナー桜花賞2着、オークス1着

エリモシック秋華賞2着



こうしてみると、秋華賞で勝ち負けした馬の活躍が目立っとるな。


ミッキーチャーム、何で出てこんのや!笑


で、来年はカレンブーケドールで決まりや!笑


今年の出走馬で該当するのは


ラッキーライラック桜花賞2着、オークス3着


なんと、この子一頭だけや。


しかも、肝心の秋華賞は9着凡走や。


まぁ、タイプ的にはトゥザヴィクトリーに近いかの。

勝てる傾向にはあるのは確かですわ。





③ 3歳時にクラシック路線に乗れず、その後急浮上して、エリ女を制したディープ産駒4歳馬といえば…


マリアライト

ラキシス


この子たちやな。


どちらも3歳春は、フローラSやスイートピーSというトライアルで勝てず、

別路線を強いられた子たちや。


ディープ産駒でエリ女を制したのは、この2頭だけ。


ミッキークイーンでも勝てなかったんや。



ディープ産駒のポテンシャルの高さと鮮度要求の高さ、


それを象徴するようなデータやな。



今年の出走馬の中で③に該当するディープ産駒は…


サトノガーネット

サラキア

センテリュオ

レッドランディーニ


この中に、惑星がおるやろか?



マリアライトラキシスも、エリ女を勝つ前はオールカマーを使っておった。


しかも、掲示板に入る好走や。


上記4頭で、前走、牡馬混合のタフな重賞レースで好走したと言える子はおらん。


これもまた、微妙やな…




④ の歴代勝ち馬は、レインボーダリアとクイーンスプマンテ


どちらも重賞勝ちの無い、


超穴馬!やった。


北海道の洋芝や、阪神、中山というタフなコースでの勝ち鞍が共通項。


タフさが要求される特殊な状況と、重賞鮮度の両方が揃ったら要注意ってことや。


今年は5歳馬の出走は2頭。

アルメリアブルームとブライトムーン。


どちらも京都か小倉でしか勝ち鞍が無く、上記の条件に合致するとは言えへんな。 




そんなこんなでな、



例年の傾向にバッチリ合うてる馬はそんなにおらへん。


強いて挙げれば


クロノジェネシス

シャドウディーヴァ

ラッキーライラック


くらいなもんやろ。




でもな、もっと他に共通する傾向がある気がするねんな。



で、ふと思い当たる事があって調べてみたんやが…



近3年の連対馬


′18  リスグラシュー 、 クロコスミア


′17  モズカッチャン、  クロコスミア


′16  クイーンズリングシングウィズジョイ


この5頭



皆んな、馬体重を増やし続けて成績を上げとるっちゅう話や。


リスグラシューは3歳春の時より約20kgは増やしとった。


クロコスミアは、3歳時より10kg、4歳時より更に10kg、

年々増加しとる。

今年も、 まだ増えとる!


モズカッチャンは、オークスのあと、休み明けのローズSで14kgも増やしておった。


クイーンズリングも、クロコスミアのように、年々10kgくらい増やし続けておった。


シングウィズジョイも、モズカッチャンのように、3歳秋の休み明けを16kgも増やしておって、次の年の激走に繋げたんや。



何故か、年々タフな馬場になって行く京都競馬場の芝コース。


勝ち負けするには、3歳時どんだけ活躍しとっても、

その当時以上の体力、タフさを身につけなくてはならないんやないかな?


思い返してみれば、


ミッキークイーン

ヌーヴォレコルト

ルージュバック


これらのエリ女を勝てなかった人気馬達、


どの子も、大きく馬体を成長させた時期が無かったようやねん。


実際、デビュー時から殆ど体重は増えとらん。


それに対して、

リスグラシュークイーンズリングも、どんどん逞しくなっていきよった。



これや!


エリ女を制するのに必要な条件。



肉体改造や‼️



いつまでも変わらないでいると、


夢見る少女のままでいると、



ここでは勝てへんねん。



実績ある子も無い子も、


皆んな、鍛えに鍛え、


逞しく成長した馬だけが、


このレースに勝てるんや‼️



となるとな…



やっぱり、あの馬かの〜〜〜



人気サイドの決着かもしれん。



でも他に、これまでのデータに入らない、

且つ、タフでエリ女向きなお馬さんを見つけられたら…


俄然、面白くなってくるでよ。



日曜まで、もう少し、考えを巡らせてみます。



とりあえず、


今日の枠順発表が出てからやな。











ではでは…